医療も変革
先週末は横浜まで勉強しに出かけていました。 30℃越えの厚さでしたが、その後、急に季節が進んだ感じがします。
涼しいを通り過ぎて、少し寒いです。
私が歯科医師免許を取得したのは35年以上前です。 その知識のままで診療を続けているのは当然アウトです。しかし10年単位ではなく5年前の治療法が多くの臨床研究で修正報告がされています。 今回私が理解できたのは2つです。
1つめは、骨補填材は吸収されない材料を選択する。 どうゆうことかというと、以前は歯を抜いた後や顎の骨が部分的に痩せてしまった所に、特殊な薬剤を入れる治療が認められていました。 その薬剤は直ぐに吸収されてしまうのが安全だというのが学会の主流でした。 ところが今では吸収されない薬剤を入れないと治療の意義がない、つまり吸収されない薬剤を骨組みとして新しい骨ができて維持されることが実証されました。
2つ目は歯の神経を残せる基準です。 これはまだエビデンス(医学的な確証)までは至っていませんが、私の知識の範囲では4年前の基準がさらに厳しくなりました。 ラバ-ダムはもちろんですが、色々と治療用顕微鏡で確認しないといけない項目が増えました。 これは患者様だけでなく医療サイドにとっても大変なことです。
天満橋 谷町
うねざき歯科医院 補綴専門医 指導医