歯科医療の不安な現状は？
新型コロナウィルスの感染拡大は、ニュースなどで報道されているとおりです。
残念なことに、滋賀県で歯科医院での感染拡大も報道されています。
しかし現状を正しく理解してください。
私たちのような診療所で、患者相互の感染の可能性はまず考えられません。
なぜなら、来院される全ての患者様が何かの感染症に罹患されておられることを前提として、スタンダードプレコーションを実施していかす。
①予約診療のため、私たちが治療内容に合わせて予約の調整をしています。
緊急を要さない治療は延期して、待合室の患者様の数をコントロールしています。
②緊急治療と、定期的に行わないと急激に増悪が懸念されるケア以外は延期しています。このことで来院患者数を調整しています。
③従来どおりに診療器具の滅菌、診療台の患者ごとの薬剤による消毒、さらに診療室ドアノブの患者ごとの消毒を行っています。
④入口のマット、待合室のソファーの薬液スプレーでの除菌。 空気清浄器の使用と窓を開けての換気。
⑤診療毎の問診と体温測定。など
では、今回のコロナ感染で歯科治療の何が危惧されるのでしょうか？
私たち医療従事者が感染することです。
通勤、買い物など日常の行動にも気を付けるようにしてもらい、小さなお子様のおられる方は相談の上でお休みしていただいています。
診療時は十分に注意していますが、防御はマスクとゴーグルのみです。
マスク 在庫のみでしたが4月初めに歯科医師会から、先日は国から少しですが支給がありました。
消毒用アルコール 在庫のみでしたが国から支給される連絡が来ました。
手洗液体せっけん 手指消毒用アルコール まだ数ヵ月は大丈夫です。
診療用グローブ 在庫はありますが、現在入手できない状況です。
患者用エプロン 在庫はありますが、入手は不安定な状況です。
十分に感染対応していますが、昨今の報道を見ると、医療関係者でない出演者のコメントが不安をあおります。
日本赤十字社がこの不安についてわかりやすい情報を出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4
一度ご覧ください。
天満橋 谷町1丁目
うねざき歯科医院 補綴専門医 指導医
