医療機関が表示できること
近頃、歯科医院のホームページ(website)や看板などの変化に気づかれたことはありませんか?
医療機関は様々な規制があります。 私たち医療者は厚労省の国家試験をクリアして医療者としての免許を交付していただいています。 この国家資格があるので、私たちは患者様の体にメスを加えることが許されています。
広告や看板にも、医療機関はいろいろな 規制があります。 私たちは医療人として様々なことが許されていますが、多くの人を迷わすような表現は、当然規制されています。
意外でしょうが、外から見える窓や、看板に表示できるのはこれだけです。
医療機関の名前、電話番号、診療時間、診療科。 歯科でいえば、歯科、口腔外科、矯正歯科、小児歯科。 これだけです。
ホワイトニング、審美、インプラント、精密、無痛、よく噛める義歯、などすべてアウトです。
歯医者も多くて大変ですが、何を書いてもいいはずがありません。 期間限定で治療費を割り引くなど、通販みたいな内容を広告する先生まででてきて、歯科医師会も様々なお願いをしてきました。
厚生労働省がついに我慢の尾を切らしました。
興味があれば https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000206548.pdf
をご覧ください。
インプラント、審美、ホワイトニング、かみ合わせ治療、精密な義歯、などの表示が、9月ごろから一気に街中から消えました。 歯科医師会からも1年以上前から会員の先生方には脱法行為であることをアナウンスしています。
ホームページからも患者様の感想や、無痛治療、未承認の薬剤を使用した歯周病治療やアンチエイジング治療の内容は消えています。 今までグレーゾーンだった医療広告が規制されることは、患者様に誤った情報を提供しないように注意していただく上で好ましいことだと思います。
うねざき歯科医院も外に掲示したいことは山ほどあります。 しかしビルの管理会社は1階のコンビニと2階の飲食店以外の外壁への表示を許可しません。 そのおかげかこの建物は谷町1丁目の交差点でガラスをまとって清楚なたたずまいなのかもしれません。
天満橋 谷町1丁目
うねざき歯科医院 補綴専門医 指導医